一軒丸ごとリフォーム費用の目安(坪単価で計算できるか?)
2016/08/19
どうも、元住宅営業のナツダです。
さて、住宅の新築工事では、見積金額の目安としてよく坪単価が使われます。つまり、工事面積(坪)に坪単価を掛けることで、おおよその工事価格がわかるのです。
では、一軒丸ごとリフォーム(リノベーション)も工事面積に坪単価、あるいはm²単価を掛けることでおおよその工事価格を出すことができるのでしょうか?
できるなら、リフォーム会社に見積もり依頼しなくても目安がわかるので便利ですよね。
そこで、今回はリフォーム(リノベーション)工事費用の目安について解説したいと思います。
リフォームの工事費用は坪単価やm²単価で計算できる?
じつは、一軒丸ごとリフォーム(リノベーション)工事でも目安にできる坪単価がありますが、それをお伝えする前にまず坪単価とは何かおさらいしておきましょう。
工事代金の坪単価は、工事代金を工事面積で割ることで計算できます。
- 坪単価の算出方法
- 坪単価 = 工事代金 ÷ 工事面積(坪)
坪数 = m²数 × 0.3025(100m²は30.25坪)
マンションと一戸建てのリフォーム代金の坪単価
さて、目安となる坪単価ですが、不動産住宅情報サイト「HOME'S」の統計によると、リフォーム(リノベーション)m²単価のボリュームゾーンは10万円から15万円というデータがあるそうです。
上のデータを坪単価に換算すると、約30万円から約45万円がボリュームゾーンということになります。
私の経験則でも実際「30~45万円/坪」の一軒丸ごとリフォームが多かったです。45万円/坪を超えると、けっこう贅沢なリフォームができます。
ここでひとつ注目しておきたいのが、m²単価が5万円以下の工事から30万円以上の工事まで広く分布しているということです。
つまり、リフォーム工事では施主の要望に合わせて工事内容が大きく変わるため、基本的に坪単価を参考にしづらいのです。
- ポイント!
- マンションをスケルトン(全部解体)にして新しく作るようなリノベーション工事の場合は、仕様の選択を制限することで坪単価を明示している施工会社もある。
- ただし、リノベーションの魅力のひとつ「フルオーダー」はできなくなり、仕様が制限された「セミオーダー」になってしまう。
「キッチン入れ替え」や「フローリング貼り替え」など部分的なリフォームでは、坪単価やm²単価で計算することができません。
その場合は、それぞれの工事内容に合わせて相場をチェックする必要があります。
部分リフォームの相場はこちら
リフォーム工事費用は複数社比較が大切
リフォーム工事は、施工会社によって工事方法や費用が全然違うこともあります。
- リフォーム工事費用が上がる原因
- ・会社規模による管理費や諸経費の増加
- ・不慣れな工事による無駄
- ・施工実績の少なさによる仕入れ原価増
- リフォーム工事費用が下がる要因
- ・小規模会社は管理費や諸経費が少ない
- ・慣れた工事は無駄が少ない
- ・施工実績が多いと仕入れ原価が下がる
一般的には、施工実績が多くて慣れているリフォーム会社に工事を発注する方が、安くて良い仕上がりになる可能性が高いですよね。
しかし、数あるリフォーム会社の中から優秀な会社を一本釣りするのは難しいので、できれば3社以上に見積もり依頼して工事内容や費用内訳を比べることをおすすめします。
リフォーム会社どうしを比較することで、あなたに合った会社を選ぶことができます。
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表示されているリフォーム価格は、材料費や人件費、諸経費などすべて含まれたコミコミ価格。地域による価格差もなく、透明な価格設定です。